店舗とECの融合で売上アップ!中小企業のための“実践型オムニチャネル戦略”完全ガイド

実践型オムニチャネル戦略
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お店の売上がなかなか伸びない…。ネットショップも始めてみたいけれど、どうやって進めたらいいのか分からない…。そんなお悩みをお持ちではありませんか? このガイドでは、「お店」と「ネット販売」をうまく組み合わせて売上を伸ばす「オムニチャネル戦略(せんりゃく)」を、パソコンが苦手な方にもわかるように、やさしくご紹介しています。お客さまにもっと選ばれるお店になるためのヒントが、きっと見つかりますよ。

目次

なぜ今、実店舗とECを連携すべきなのか?

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コロナ後の消費行動の変化

新型コロナウイルスの影響で、私たちの「買い物のしかた」は大きく変わりました。以前はお店に足を運んで商品を選ぶのが当たり前でしたが、いまではスマホやパソコンでサッと注文する人が一気に増えています。特に50代以上の方でも、ネットショッピングを活用する人が年々増えており、「ネットで調べてからお店に行く」「お店で見てからネットで注文する」など、行動はどんどん多様化しています。

このように、実店舗とEC(ネットショップ)を上手に組み合わせることが、今の時代の“あたりまえ”になりつつあるのです。

店舗だけ・ECだけでは取りこぼす時代に

「うちは昔ながらの店舗だけでいい」「ECは難しそう」と感じる方も多いかもしれません。でも、実はどちらか一方だけでは、大切なお客様を取りこぼしてしまう時代なのです。

たとえば、遠方に住んでいて来店が難しい人にも、ECを通じて商品を届けることができます。また、ECで商品を見つけた人が、実際にお店を訪れてくれることもあります。つまり、**ECと店舗はお互いを引き立てる“強力なパートナー”**なのです。

この“かけ算”の効果をうまく使えば、売上アップだけでなく、ファンの拡大やお客様との絆づくりにもつながります。


「はなえみ経営相談事務所」では、店舗とECの連携に関する無料相談を承っています。
「まず何をすればいいの?」というご相談も大歓迎です。あなたのお店にぴったりのヒント、見つけてみませんか?

実店舗とECをつなぐ4つの基本戦略

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実店舗とECをうまく連携させることで、売上はもちろん、お客様の満足度までグンとアップします。「ネットとリアルは別物」と思い込まずに、それぞれの良さを活かす“かけ算戦略”で、岐阜の中小企業や店舗ビジネスをもっと元気にしていきましょう!

店舗在庫の可視化と共有

「この商品、今お店にあるの?」というお客様の疑問を解消するには、在庫情報の見える化がカギです。ECサイトで在庫の有無を確認できるようにすることで、わざわざ電話をかけなくても、いつでもどこでも安心してお買い物ができます。お客様の“欲しい”気持ちを逃さない、これが第一歩です。

ECで注文、店舗で受け取り

最近増えているのが「ネットで注文して、お店で受け取る」スタイル。これは「クリック&コレクト」とも呼ばれています。自宅に届くのを待たず、好きなタイミングで店舗に立ち寄れるので、お客様にとっても便利で安心。ECと店舗の連携があるからこそできるサービスです。

ポイントや会員情報の一元化

「お店とECでポイントがバラバラ…」そんな悩みを解決するには、ポイントや会員情報の一元化が効果的です。お客様にとっては「どこで買ってもポイントが貯まる」「同じ会員情報でログインできる」など、ストレスのない買い物体験が魅力。リピーター獲得にもつながります。

SNSでリアルとオンラインをつなぐ

今やSNSは、お店の“もうひとつの顔”。店舗での出来事を発信したり、EC限定の商品を紹介したりすることで、お客様との距離がグッと近づきます。とくにInstagramやLINEは、地元のお客様とも気軽につながれる強力な味方です。

成功事例から学ぶ「EC×店舗」融合のリアル

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地域密着型の雑貨店が月商1.5倍に成長(古川紙工株式会社)


岐阜・美濃地方で美濃和紙を使った文具や雑貨を販売する老舗、古川紙工株式会社。この会社は店舗販売だけでなく、2020年から始めたインスタライブを通じたEC販売で大成功しています。顔出しなし、手元と声だけで進行するライブコマースの配信スタイルで、視聴者数は300人超、購入率(コンバージョン率)は10%以上に達しました。
https://x.gd/VNTso
地元の素材を丁寧に伝えるトークとライブならではの臨場感が、「EC × 店舗」の相乗効果を生み出しました。店舗で手に取る体験と、ECで気軽に購入できる仕組みが組み合わさった結果、月商は約1.5倍に成長したのです。

和食店『照寿庵』のお取り寄せECで地域ファン拡大


岐阜・中津川市にある和食店 照寿庵(ていじゅあん)さんは、店舗での会席料理に加えて、オンラインでのお取り寄せ販売にも取り組んでいますsyoujuan.com
たとえば、地元の旬食材を使った「お惣菜セット」や「だし巻き卵」など、家庭でも楽しめるメニューをECで提供。実際に店舗を訪れたお客様が帰宅後も同じ味を楽しめるように工夫されています。
この「EC × 店舗」の融合は、店の味を一度だけで終わらせず、継続的な関係作りにつながっています。オンライン注文から贈答用にも選ばれることで、顧客の輪が自然と広がり、それが再来店や口コミにつながっているのです。


これらの事例に共通するのは――

  • 地元素材を大切にしながら、
  • 店舗での体験をオンラインでも再現し、
  • お客様との関係を“継続的”に築いていること

です。「ECだけ」「店舗だけ」で終わらず、両輪を上手に回すことで、売上アップはもちろん“ファン作り”にまでつながっています。


他にも、飲食店のお取り寄せECやクリニックのオンライン予約&実店舗連携など、さまざまな業種でEC × 店舗の相乗効果が見られます。
「うちも挑戦してみたい」「仕組みが分からない…」という岐阜県内の中小企業や店舗の皆さまへ――
はなえみ経営相談事務所では、ECサイト構築から販路設計、SNSやMEO対策まで一本の相談でまとめてサポート。地元だからこそできるあなたのお店の魅力を引き出し、一緒に実現を目指します。

EC導入で広がる販路とチャンス

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EC(イーシー:電子商取引)を導入すると、岐阜県内の中小企業や店舗でも、これまで想像もしていなかったような販路の広がりが実現できます。インターネットを活用することで、近所のお客様だけでなく、日本中、さらには世界中のお客様に「あなたの商品」を届けることが可能になるのです。

地元から全国へ。商品を“特産品”として発信

たとえば、郡上や中津川、美濃加茂といった地域でつくられる工芸品や食品。これまで店頭だけで販売していたものでも、ECサイトを通じて全国の「岐阜ファン」に届けることができます。
「ただのお漬物だったのに、今では“岐阜の味”としてリピーター続出」そんな事例も少なくありません。
地域色を生かした商品は、いま“特産品”としての価値が見直されています。ECを通じて、地元ならではの魅力を改めて発信していきましょう。

実店舗で育てたブランドをネットで拡散

実店舗でコツコツと築いてきたお客様との信頼関係やブランドの世界観。これをECで「見える化」することで、お店の魅力がより広く伝わるようになります。
写真や動画、口コミなどをうまく活用することで、店舗に来たことのない人にも「あのお店のファン」になってもらうことが可能になります。
岐阜の温かさや職人技、こだわりを、ECの力で全国に届けましょう。

クラウドファンディングやライブコマースも視野に

さらに今では、クラウドファンディング(商品やプロジェクトの資金をネット上で集める仕組み)や、ライブコマース(SNSや動画配信で商品を紹介しながら販売する方法)など、ECの可能性はどんどん広がっています。
岐阜の手仕事や味を、画面越しにリアルタイムで紹介することで「応援したくなる!」「買ってみたい!」と共感を呼び、多くの人とつながるチャンスが生まれます。

EC導入は、販路を広げるだけでなく、岐阜の魅力を未来につなぐ力強い手段です。ワクワクする第一歩を、今こそ踏み出してみませんか?

導入前に知っておきたい、よくある課題と解決策

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実店舗とECの両立は、岐阜の中小企業や商店にとって、これからの時代に必要不可欠な取り組みです。でも、「やってみたいけど、なんだか不安…」という方も多いのではないでしょうか?
実は、EC導入前にありがちな課題には、共通点があります。そして、少しの工夫やサポートがあれば、きちんと解決できるんです!

在庫管理のミスで信頼ダウン

「ECでは在庫ありになっていたのに、実店舗ではすでに売れていた…」そんなミスがあると、お客様からの信頼を失いかねません。
在庫管理がうまくいかない原因の多くは、実店舗とECが“バラバラ”に動いていること。
これを防ぐには、在庫データを一元管理できるシステムを導入することが効果的です。
今では低コストで使いやすいクラウドサービスも増えているので、初心者の方でも安心してスタートできます。

スタッフ間で情報共有が不十分

実店舗のスタッフが「ECでどんな商品が売れているのか知らない」「オンライン限定のキャンペーンを把握していない」といったことはありませんか?
こうした情報のズレは、接客の質にも影響します。
解決策としては、日々の売れ筋情報をスタッフ間で共有する仕組みをつくること。たとえば、LINEグループや共有カレンダーなど、身近なツールから始めてみるのもおすすめです。

ECサイト構築費や運用の不安

「ホームページを作るのって高そう…」「ECサイトの更新って難しそう…」そんなお悩みもよく耳にします。
でも最近は、無料で始められるネットショップ作成サービスや、スマホで操作できる簡単な管理画面がたくさんあります。
また、はなえみ経営相談事務所では、岐阜の事業者さま向けに補助金を活用したEC導入のサポートも行っています。

👉【CTA③:まずは無料でご相談ください】
「自分のお店にもできるかも」と思った今が、はじめ時です!お気軽にご相談ください。

費用とリスクを最小限に。無理なく始める“EC導入ステップ”

「ECってお金がかかるんでしょう?」「難しそうで手が出せない…」そんな不安の声を、岐阜の中小企業や店舗の皆さんからよく耳にします。でも実は、やり方を工夫すれば、費用もリスクもグッと抑えながら“お試し感覚”でスタートできるんです!ここでは、無理なくEC導入を始めるためのステップをご紹介します。

はじめに考えるべき3つのこと

まず最初に、「何を売るか」「誰に届けたいか」「どこまで自分でやるか」の3つを考えてみてください。たとえば、店舗で人気の商品をECでも売りたいのか、全国に特産品を広めたいのかで戦略が大きく変わります。また、自分で操作するのが不安なら、専門家に部分的に頼むこともOK。しっかり方向性を決めることで、ムダな出費を防げます。

無料・低コストで始められるツール活用術

最近は、無料または月額数千円で始められるネットショップ開設ツールが増えています。たとえば「BASE(ベイス)」や「STORES(ストアーズ)」は、パソコン操作が苦手な方でも直感的に操作できると好評です。岐阜のような地域密着型ビジネスでも活用しやすく、まずは“ひとつ商品を出してみる”ことから始めても十分なんですよ。

補助金・助成金の活用方法と注意点

「費用が不安…」という方には、補助金や助成金の活用もおすすめです。岐阜県内の事業者向けには、「小規模事業者持続化補助金」や「IT導入補助金」など、EC導入に使える支援制度が多数あります。ただし、申請にはルールや期限があるので注意が必要です。自分で申請するのが難しいと感じたら、早めにプロに相談するのが安心です。

👉【CTA④:補助金申請サポートはこちら】
はなえみ経営相談事務所では、岐阜の中小企業や店舗向けに補助金申請のサポートを行っています。手続きが苦手な方も、安心してご相談ください!

オフラインとオンラインをつなぐ「地域力」の活かし方

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岐阜には、昔ながらの商店街、丁寧なものづくり、地元の人とのあたたかなつながりなど、都市部にはない“地域力”がたっぷりあります。その力をEC(インターネット販売)にも活かせたら…と考えたことはありませんか?じつはこの「地域の強み」こそ、店舗ビジネスをオンライン化する上での最大の武器になるのです。今回は、そんな地域力を生かしてECと店舗をつなぐヒントを3つご紹介します。

地元客の信頼がECにもつながる

店舗に来てくれる地元のお客さまは、あなたの商品や人柄、こだわりをすでに知ってくれている“応援団”です。そんなお客さまが「ネットでも買えるんだね!」とECを通じてリピートしてくれるケースは少なくありません。たとえば、岐阜の伝統食品を扱うある店舗では、「店頭で味見→ネットで贈答用に注文」という流れが定着し、売上が安定したそうです。つまり、店舗での信頼は、ECの安心感にもつながるのです。

「つながり」を育てるコンテンツづくり

ただ商品を並べるだけでは、ネットではなかなか“想い”は伝わりません。だからこそ、「作り手の声」や「商品が生まれるまでの物語」、「地域の日常の風景」などを写真や文章で紹介することが大切です。難しい言葉や凝った映像でなくても大丈夫。たとえば「今朝、こんな野菜が採れました!」とSNSに投稿するだけでも、親しみや信頼が育まれ、ECのファンづくりにつながっていきます。

観光と連携した越境EC・インバウンド対応も視野に

岐阜には白川郷や下呂温泉など、観光資源も豊富です。こうした観光地と連携すれば、「旅行で食べたあの味をもう一度」「あの雑貨が忘れられない」と、帰国後にECで注文してくれる外国人観光客も増えています。このような海外向け販売を「越境EC(こっきょうイーシー)」といい、地域の商品を世界へ届ける大きなチャンスとなります。補助金などを活用すれば、費用負担を抑えて取り組むこともできます。

地元で築いてきた信頼や魅力を、ECという新しいステージで花開かせてみませんか? 岐阜の“地域力”こそが、次のステップのカギになるかもしれません。

まとめ|店舗とECの“かけ算”で、あなたの事業が変わる

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今ある資源を最大限に活かす時代

今、岐阜の店舗経営には大きなチャンスが広がっています。お店という「顔が見える場所」と、ECという「全国どこへでも届けられる仕組み」をかけ合わせることで、売上もお客さまとのつながりも一気に広がる可能性があるからです。「ネットは苦手」「難しそう」と思っていても大丈夫。今あるお店の魅力、たとえば笑顔の接客やこだわりの商品、お客さまとの会話もすべてが“宝”になります。それを活かすかどうかで、これからの経営が変わってくるのです。

専門家との連携が成功の近道

店舗とECを組み合わせた事業展開は、やみくもに始めても成果にはつながりません。そこで大切なのが「専門家との連携」です。たとえば、在庫管理の仕組みやネットショップの立ち上げ、SNSの活用、そして国や岐阜県の補助金制度まで、専門家と一緒に取り組むことで“安心・低リスク”で進められます。

はなえみ経営相談事務所では、地域の中小企業や店舗を対象に、EC導入から販路拡大、補助金申請のサポートまで、やさしく丁寧に伴走しています。あなたのお店の魅力が、もっと多くの人に届くように。いま一歩を踏み出すその勇気を、私たちが全力で応援します。

👉【あなたの一歩を応援します】

一人で悩まないで。店舗×ECの成長戦略、伴走します

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「店舗とECの連携を始めたいけれど、何から着手すればいいのかわからない」「販路を広げたいけれど、予算や知識に不安がある」。そんなお悩みは、多くの事業者様が抱えていらっしゃいます。

はなえみ経営相談事務所では、岐阜県を拠点に、中小企業や個人店舗の皆さまが“自分らしいビジネス”を育てていくお手伝いをしています。Web戦略、SNS活用、EC導入、MEO対策など、デジタルとリアルをかけ合わせた販路拡大のご相談に、寄り添いながら対応しています。

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まずは、あなたのお話を聞かせてください。


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一歩踏み出すそのときを、私たちは心から応援しています。

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この記事を書いた人

都築 宏一のアバター 都築 宏一 はなえみ経営相談事務所 代表

著者 都築 宏一
はなえみ経営相談事務所 代表
教育業界で20年以上にわたり人と向き合い続けた経験をもとに、現在は岐阜県を拠点に「地域の経営相談屋さん」として活動中。
一人ひとりの個性や想いを活かすマーケティングを強みとし、商品やサービスの魅力を丁寧に掘り起こしながら、
中小企業や個人事業主の売上拡大と経営安定をサポートしている。
また、岐阜の魅力を全国に発信し、地域の活性化にも力を入れている。
経営コンサルティングの国内唯一の国家資格:中小企業診断士の資格を保有
2025年主な公的活動
・岐阜県中小企業診断士協会 会員
・第11回 西尾張創業塾 講師
・「岐阜県商店街だより」取材/執筆担当

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